スポラバ

互いに刺激し合う【ライバル】松山と石川、決定的な差とは!?



石川

互いに刺激し合う“ライバル”の認識で発言もしているが、世間の勝負づけはすでに軍配が上がっていそうだ。2月3日に終了した米男子ゴルフ、フェニックス・オープン(米アリゾナ州、TPCスコッツデール=7216ヤード、パー71)で、米ツアーに本格参戦する松山英樹は首位に2打差の4位に入り、国内メディアは優勝は間近とあおった。対して、石川遼は127位で予選落ち。前週のファーマーズ・インシュアランス・オープンで7位に入り、今年初戦となった松山は16位で終わり「遼が上位にいるし、やっぱりそういうところでやりたかった」と悔しさをにじませていたが、きっちりと巻き返してきた。米ツアーの難コースを攻略するのに必要なものは何か。2人には決定的な差がある。

左手親指付け根の痛みから今年の始動が遅れた松山。昨年11月の国内ツアー、カシオ・ワールドから約2カ月、大会から離れていた。それだけに今年初戦のファーマーズ・インシュアランスでは「思ったスイングができていない」と嘆いていた。それが1週間たつと「ショットがびっくりするくらい良くなった。しばらくなかった感覚」と驚くべき復調ぶりを示した。

松山

対する石川。順調に日程を消化し、フェニックス・オープンで今年4試合目を迎えた。前週には首位と2打差の7位に入り「常にこういう戦いをやっていれば、いつか(優勝が)来てくれるのかなと思います」と威勢の良い言葉が口を突いた。シード権の対象となるフェデックスポイントは425ポイントに伸ばし、来季のシード権をほぼ手中にし、今大会ではプレッシャーから解放されて、引き続き好成績を納めるのではと期待した人も多いはず。ところが、補欠リストから繰り上がりで急遽出場が決まったとはいえ、2日目には前半12番(パー3)で2度も池に落としてトリプルボギーとするなど78で予選落ち。前週の言葉との落差に違和感を禁じ得なかった。「ショットが全体的に良くなかった。前週も順位は良かったけど、直す部分があると思っていた。その悪い部分が出てしまった」という。

調子は万全でなくてもある程度は結果を残す松山に対して、成績の変動が激しい石川。2人の決定的な差は、ショートゲームの精度だ。松山は今年初戦でショットが不調ながら「アプローチがうまくいった」と話した。石川は今大会で「難しいアプローチもあって、粘っこい芝に対応できなかった」とアプローチのミスを不振の要因に挙げた。

 

石川失敗

 

パーオンできなかったホールでパー以下で上がる確率を示すスクランブリングがそれを証明する。今大会2日目。石川は12・50%、松山は66・67%。グリーン周りで石川はミスが多かったことが分かる。14年シーズンを通しても、45・37%(166位)の石川に対し、松山は67・37%(7位)。ショットの正確性を示すパーオン率は、松山92位(68・95)、石川11位(75・00%)と、石川の方が調子はいい。だがゴルフ全体の調子を示す平均スコアでは松山7位(69・38)、石川64位(70・80)となる。

石川は予選落ちすると、ホールアウト後に悪かったアプローチとかパット、ショットなどについて暗くなるまで熱心に練習し、修正に努める。だが、いつまでたっても顕著な改善はみられない。

以前に指摘したことだが、プロのコーチの指導を仰ぎ、ベースを構築するのが近道なはずだ。松山はシングルの腕前の父から早くに離れ、中学、高校、大学と基礎を培ってきた。腰に爆弾を抱えている石川だからこそ、アプローチ系のゴルフで優勝をさらった丸山茂樹、今田竜二の系統のゴルフで優勝を目指すのがベターではないか。松山とは持っている潜在能力が違うのだから。

 


スポンサーリンク

▼「この記事を友達に自慢しよう」

▼「いいね!」を押して最新記事をいち早くゲットしよう!▼