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【女子バレー】最高到達点306cmの16歳、宮部藍梨。 女子バレー高校選手権優勝の超新星に注目☆



東京が2020年のオリンピック開催地に決まってから、若い選手たち、つまり5年後に五輪に出場する可能性がある世代の意識には、確実に2020年が刻まれることになったように思える。

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「2020年の東京オリンピックを目指してがんばります」といった類の言葉をしばしば聞くのは、その表れだ。

メディアもまた2020年を想定しての視線を向けることが増えた。ジュニアの選手が取り上げられる機会も多くなっているし、そうした周囲の動きも選手本人の意識に影響を与えることになる。

1月11日に閉幕したバレーボールの全日本高校選手権でも、これからが楽しみな選手たちが活躍を見せた。

その中でも脚光を浴びたのが、女子で初優勝した金蘭会高校(大阪)の1年生、宮部藍梨だった。

準決勝ではスパイクでの23点を含め、サーブ、ブロックあわせて両チーム最多タイとなる計29得点。決勝でも計24得点と両チーム最多を記録、最後はレフトから相手の2枚ブロックの上を抜き、試合を決めてみせた。

もちろん金蘭会の優勝は、宮部の力だけに頼ったものではない。主将のセッター堀込奈央、第2セッターであるかのような活躍も見せた小池杏菜や全体に浸透した粘り強いバレーなど、チームには確立された戦い方があった。そのチーム全体の力あってこその優勝だ。

しかしその上でも、宮部の活躍は目を惹くものがあった。

身長182cm、最高到達点は3m9cm。

最大の魅力は「高さ」だ。身長182cm、最高到達点は3m6cmに達するという。これは全日本のウイングスパイカーたちにひけをとらない、あるいは上回る数字だ。決勝でも見せたバックアタックなど、その高さをいかしたスパイクは威力十分だった。

小学3年生でバレーボールを始めた宮部は、2013年の全国都道府県対抗中学大会で、将来、最も有望な選手に与えられるJOC・JVAカップを受賞するなど、中学生の頃から注目を集める存在だった。

高校に入学すると、2020年に向けて集中的に強化していく選手たちを集めた「Team CORE」に選出された。女子は8名いるが、大竹里歩、宮下遥らの全日本メンバーと一緒に、最年少の年代の1人として選ばれているところにも期待の大きさがうかがえる。

昨年10月にはアジア・ユース選手権の日本代表に選ばれ、優勝を果たした。大会のMVPにも輝いている。

 

一方で宮部本人は、もともとそれほど貪欲な性格ではないという。バレーボール自体も、高校に入ってから続けるつもりはなかったし、積極的に2020年に向けて発言することもなかった。

ただ、先にも記した中学3年生のときのJOC・JVAカップの受賞や、異なる年代の選手と接する機会が多くなるにつれ、刺激を受けるとともに、少しずつ意欲をふくらませてきた。

以前は決して勝負強い選手ではなかったと言われるが、今大会では主将にトスのリクエストを出すなどの積極性も見せた。そんな宮部について堀込が「エースの自覚が出てきました」とコメント。成長した姿を見せる大会ともなった。

もちろん、課題はある。

レシーブ力もそうだし、現在は抜きん出た高さが武器となっているが、いつまでも高さがアドバンテージになるわけではない。国際大会に出る機会が増えていけば、身長の高い選手ともたくさん対戦する。カテゴリーが上がっていくにつれ、高さだけに頼ってはいられなくなる。

それでも、宮部がこれから周囲の期待や視線を集めることは間違いない。

彼女がそれを糧にさらに自覚を増し、課題を克服していけば――。楽しみな選手がまた1人、出てきた。

 

※著作権その他の権利を有する内容はNumber Web から引用させていだいています。

 





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